〔トピックス〕狂犬病予防接種を受けてないと逮捕される場合がある?

2018年2月、宮崎県都城市在住の73歳の容疑者が、「狂犬病予防法違反(予防注射義務違反など)」の疑いで逮捕されたのニュースがありました。一瞬、「えっ!飼い犬が狂犬病予防接種を怠ったために逮捕されることがあるの?」という思いがよぎりました。もちろん、狂犬病予防法には、飼い主に登録の義務と予防注射の義務があること、これらの規定に違反した場合の罰則規定があることも知っていますが。

 

こうした思いでニュースを読み進めてみると、逮捕された容疑者は、約30匹の犬について登録および予防注射の義務を怠っていた上に、保健所から何度も指導を受けていたにもかかわらず、放置していたとのことです。こうした背景があっての逮捕ということのようです。登録し忘れていた、予防注射を忘れていた、即逮捕という訳ではないということですね。ちょっとホッとしました。

 

しかし、犬の飼い主である私たちは、逮捕される可能性がある義務をも負っているのだということを改めて思い知らされたニュースでした。

 

おちよさん

狂犬病予防法に規定されている飼い主の義務にはこんなのがあるよ。

・犬を取得した日から30日以内に自治体に登録申請しなければならない(交付された鑑札を犬につけなければならない)。

・狂犬病の予防接種を飼い犬に毎年1回受けさせなければならない(交付された注射済票を犬につけなければならない)。